顎関節症の治し方

自宅で治せる顎関節症の治し方

あなたは顎の痛みや口が開きにくいなどのお悩みはありませんか??
そのような症状の顎関節症をそのまま放置してしまっていませんか?
日本人の2人に1人は何らかの顎関節症の経験があるといわれています。しかし、多くの場合顎関節症は時間とともに自然と治ってしまうことが多い病気です。

顎関節は関節の骨とその周りの筋肉や靭帯、関節円板といわれる軟骨でできています。これに異常が起こると顎関節症になります。しかし、他の関節と異なり顎関節には人工関節がありません。その為、どのような状態になっても取り換えることができません

歯医者で行われる治療も顎関節を完全に治すものではなく、症状を軽減させることが目的です。

今回は歯医者でも行われている顎関節症を自宅で治す方法をお伝えします。

〇顎関節症を自宅で簡単に治す方法

顎関節症には顎の周りの筋肉の痛み顎の関節の痛み口が開きにくいといった3つの症状があります。
口を開けたときの顎がカクッとなるだけでは治療の対象ではありませんが音がガクガクと大きくなるようであれば治療が必要になってきます。
口を開けたとき顎の筋肉が痛い ・筋肉をマッサージする
・顎のストレッチをする
口を開けたとき顎の関節が痛い ・痛みが強いときは安静にする
・痛くない程度に顎のストレッチをする
顎が開きにくい ・顎のストレッチ
・少しずつ口を開けるように開口訓練

〇口を開けた時、顎の筋肉が痛いときの治し方

この際の原因は口を開けたり閉じたりするための筋肉のこわばりや疲労によって痛みとして現れます。いわゆる筋肉痛です。
口を開けたり閉じたりする筋肉や周囲のマッサージをおこなうことによって筋肉の痛みを和らげます。
マッサージを行う時は60秒間を1日3回、痛くないように行います。特に血行がよいお風呂に入っているときが最適です。時間の無い方は少しの時間でも毎日続けることが大切です。

・咬筋や側頭筋のマッサージを行う
咬筋はに手を当てて食いしばると力が入る筋肉です。また、側頭筋はこめかみに手を当てて食いしばると力が入る筋肉です。
この2つの筋肉は噛む筋肉の中でも大きい筋肉です。よくマッサージをし、こわばりを取るようにしてください。場所が分かりにくい方はこめかみや頬を全体的にもみほぐしても大丈夫です。

・外側翼突筋や内側翼突筋のマッサージは難しい
これらの筋肉は頬の内側にある筋肉です。この筋肉を自分でマッサージするのは難しいです。無理に行う必要はありません。

・首や肩につながる筋肉のマッサージ
首や肩には顎関節は直接つながっていませんが、多くの筋肉が頬の骨につながっています。マッサージすることによって顎への負担を減らします。

・顎の下の筋肉のマッサージ
顎の下には顎から首にかけて大きく広がる筋肉や舌に繋がる筋肉があります。
顎の下をマッサージすることによって口の周りの筋肉のこわばりを改善します。

・顎のストレッチを行う
ゆっくりと大きく顎を開けて顎の周りの筋肉を伸ばすようにします。顎関節症のガイドラインでは口を大きく開けたときに最大が40mm以上で痛みがないことが正常35mm以上であれば多少の痛みであれば経過観察とされています。
お風呂に入っているときや体が温まっているときに顎関節のストレッチを行い40mmを目標に大きく開けるように筋肉や関節をを伸ばしてみてください。

 

〇口を開けると顎の関節が痛いときの治し方

口を開けるだけで痛い、物を噛むと痛いという状態は顎関節が捻挫を起こしている状態です。
顎の関節には骨や軟骨靭帯などがあります。これらが何らかの影響で捻挫を起こし痛みとして現れます。

・痛みが強いときは痛み止めで対応
顎関節は食事や話すときに必ず使う関節です。我慢できる程度の痛みであればいいのですが痛みが強くて食事もとれないという場合は痛み止めで対応します。
痛みは顎関節の炎症によって起こります。その為、ロキソニンボルタレンなどで炎症を抑えながら痛みを和らげます。

・痛くない程度に顎のストレッチを行う
強い痛みが引いてきたら顎のストレッチを行っていきます。
顎のストレッチはできるだけ温めながら行った方が痛みが少なく動きもよくなります。薬により炎症の痛みが軽減したところで次は関節周辺の血流を改善させます。
歯医者では赤外線レーザーを当てて体内部の血流を回復させますが自宅ではお風呂などで体を温めながら行います。また、漢方薬によって血流の循環を改善する方法もあります。

〇口が開きにくい方の治し方

・顎のストレッチを行う
顎関節には関節円板といって頭の骨と顎の骨の間に軟骨があります。この軟骨の動きが悪くなると顎を動かすたびにカクカク鳴ります。
関節円板はずれるだけの時もあれば、ずれたまま元に戻らなくなってしまうこともあります。
顎関節や関節円板は人工関節が無い為、関節円板がずれてしまってもそのままで使っていかなければなりません
開口訓練は関節円板がずれた状態でも口を開けられるようにトレーニングする方法です。

顎関節症を悪化させないための日常生活での注意事項

1.意識的に内を動かすようにする
顎の動く範囲を広げるために意識的に口を動かすようにします。
痛みが強いときには安静が必要ですがそれ以外は話したり、ガムを噛んだりできるだけ顎を動かすようにします。

2.うつ伏せで寝ない
うつ伏せで寝ると常に顎に負担がかかってしまいます。仰向けで寝て、できるだけ低い枕を使って食いしばりも防止するようにします。

3.頬杖をつかない
頬杖は顎関節を強く圧迫してしまいます。
また肩や首に負担のかかる体勢もできるだけ控えるようにしましょう。

4.リラックスして過ごす
ストレスや精神的な落ち込みは顎関節症を悪化させることがあります。顎関節症は精神的なものからくる場合もあります。ストレスをため込まずリラックスして生活することによって顎関節症の改善が認められます。
顎関節症は残念ながらこれで完璧に治ったということはありません。症状を見極めながら顎の関節を使っていくしかありません。
もっとも有効なのは日常生活の過ごし方で顎の関節に負担をかけないようにしておくことで自然治癒や再発を防ぐことができます。