1.レントゲンで撮影
虫歯の深さを確認します。虫歯の多くは歯と歯の隙間や、金属などの詰め物や被せ物の下から進行します。
レントゲンで見た目では分からない虫歯の位置や深さを確認します。

2.部分麻酔をする
表面麻酔をした後に麻酔をします。痛みが強いときは麻酔が効き難い為、痛みがあれば麻酔を追加してもらいましょう。

3.唾液が入らないようにラバーダムやワッテを入れる
唾液の中には虫歯菌などの細菌が多く存在するため、唾液が根の中に入らないようにします。

4.細菌が根の中に入らないように虫歯を取る
根の治療を行う前に虫歯をすべて取り除いていきます。

5.神経を取る
痛みの原因である歯髄を取り除いていきます。
細い針金のようなもので歯髄腔内の神経を取り除きます。神経は歯の形によって枝分かれしている数が異なります。
主に前歯や小臼歯は1～2本、大臼歯は2～4本です。その為奥歯の方が時間がかかります。

6.根の長さを測る
抜髄は根の中の見えない位置を処置していきます。
その為、根管長測定器という器具を使って根の長さを測りながら処置していきます。

7.根の中を消毒する
神経を取ったあと根の中に消毒薬をいれて仮の蓋をします。
薬は1～4週間程度で交換する必要があります。また、仮の蓋も4週間程度しか持ちません。
この期間に治療期間が空いてしまうと歯は無防備なため歯の中が細菌で感染して最悪の場合、歯を残すことができなくなります。

8.根の中に薬を詰める
根の中を消毒し綺麗な状態になると再び細菌が入らないように根の中に薬を詰めます。
ガッタパーチャーをいうゴムのような薬を空気が入らないように入れます。

9.レントゲンで確認する
ガッタパーチャーはレントゲンで撮影すると白く映ります。
根の先まで薬が入っているかを確認し、その後土台をたてて被せ物の治療をします。