歯の定期メンテナンスってなに???

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歯の定期メンテナンスは必要??

皆さま、歯のメンテナンスは定期的に歯医者で行っていますか?
”虫歯になったら歯医者に行く”という人もいるかと思いますが、実は定期的なメンテナンスを行うことによって歯の健康を維持できます✨
「なかなか痛みがでないと行く気にならない」という人のために今回は定期メンテナンスは必要なのか、どのようなことをするのかを解説していきます!!


歯のメンテナンスは、虫歯歯周病などの疾患を予防し、健康な口腔内の状態を維持する処置です。口腔内の健康状態を維持するには、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、患者さま自身が行うセルフケアを両立することが重要です。

また、メンテナンスの重要性に、口腔内の疾患を早期発見早期治療できることが挙げられます。定期的にメンテナンスを受けることで、罹患する前や重症化する前に虫歯や歯周病を防げるのです。
一度虫歯になって治療した歯は、詰め物や被せ物のすき間から細菌が侵入し、再度虫歯になる二次虫歯のリスクが高まります。歯周病を放置していると
重症化し、最終的に歯を失いかねません。これらのリスクは、定期的にメンテナンスを受けていれば回避することが可能です。

定期メンテナンスは何をするの??

メンテナンスは歯科医院によって内容は異なりますが下記の内容が多いです。

クリーニング
専用の器具を使用して普段の歯磨きでは落としきれないプラーク着色を落とします。
プラークは歯に残った食べかすに細菌が付着、増殖することで形成されます。歯ブラシだけでは全体の60%ほどしか落とせず、放置すると細菌が増殖し、虫歯や歯周病のリスクが高まります
クリーニングでは、コーヒーやタバコなどの着色汚れも落とせますし、プラークの予防にもつながります!

歯石取り
歯ブラシで落としきれなかったプラークは、2日ほどで石灰化が始まり、およそ2週間で歯石になります。歯石になると、歯に強固に付着し、歯ブラシでの除去は困難となり、歯科医院での除去が必要です。
歯石が付着していると細菌が増殖しやすいため虫歯になりやすくなります。また、
口臭の原因にもなるのでメンテナンスでは歯石取りも行います。


染出し
染め出しは、プラークが赤くなる染め出し液を使用して、磨き残しがある部分を確認する目的で行われます。プラークを目で見て確認することで、ふだんの歯磨きでどこが磨けていないのかがよくわかるでしょう。

ブラッシング指導
メンテナンス後の清潔な口腔内を維持するためには、自宅での正しいセルフケアが必要です。患者さまの歯並びやライフスタイルにあった歯ブラシ、フロスや歯間ブラシといった補助器具、歯磨き粉などを提案します。

生活習慣指導
口腔内の健康に悪い影響がでる生活習慣がないかヒアリングし、改善にむけて指導します。

フッ素塗布
フッ素には、細菌で溶けだした歯を元の状態に修復する働きがあります。また、歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制するのもフッ素塗布の大きな効果です。
フッ素の効果が持続するのは3〜4か月ほどなので、メンテナンスで定期的にフッ素を塗ることが重要です。
昨今では、歯科医院は虫歯や歯周病の治療に行く場所なのではなく、虫歯や歯周病を予防する場所になりつつあります。

ぜひ、ご自身の歯の健康を維持するためにも定期的なメンテナンスを行うようにしましょう🍀