噛み合わせと全身の関係

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噛み合わせと全身の関係

前回のブログで噛み合わせと顎関節症の関係についてお伝えしましたが、顎関節以外との関係性はどうでしょうか。

噛み合わせは、単純に歯と歯の接触や顎関節の位置関係に関わるだけでなく、全身の機能とも密接に関連しています。
その中でも特に関わりのある内容についていくつかご説明したいと思います。

 

・咀嚼機能と栄養摂取
 
正常な噛み合わせは、咀嚼機能の効率的な動作をサポートします。
 噛むことによって食物を細かく砕き、消化と栄養吸収を促進します。
 不正確な噛み合わせや歯の不良な咬合関係は、食物の十分な咀嚼を妨げる可能性があり、
 栄養の吸収や消化に影響を与えることがあります。

 
・姿勢
 噛み合わせの不均衡は、頭部や首、背骨の姿勢にも影響を及ぼす可能性があります。
 噛み合わせの問題があると、咬合力や咀嚼のバランスが崩れ、顔面や頭部の筋肉の緊張や不快感が生じ、
 この状態が続くと全身の姿勢や筋肉のバランスにも悪影響を与えます。

 

・神経系と関連症状
 噛み合わせの問題があると、口腔内や顎関節周辺の神経に刺激が加わり、これによって頭痛、顔面の痛み、首のこり、耳の鳴りなどの関連症状が引き起こされることがあります。
 噛み合わせの調整や治療によって、これらの症状が改善する場合があります。

 

・睡眠障害と関連
 噛み合わせの問題は、睡眠時に歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりを引き起こすことがあります。 
 これによって、睡眠障害や顎関節症の症状が悪化することがあります。
 正しい噛み合わせを確保するためには、睡眠時の歯ぎしりや歯軋りの習慣を制御する治療が必要です。

 
噛み合わせに問題がある場合は、長くそのままにせず、適切な治療を行うことで回復が見込めます。
長期的に噛み合わせがおかしいままにしてしまうと全身の不調に繋がるので、症状が少しでもある場合は早めに歯科医院へ受診してくださいね♪