誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎

加齢とともに、嚥下反射が衰えることによって、誤嚥を起こすようになります。
また、免疫機能も低下してきます。

このような状態では、寝ている間に嚥下反射がうまく起こらず唾液が肺に流れ込む
「不顕性誤嚥」が問題になります。

不顕性誤嚥は、通常嚥下時に食べ物や液体が気管や肺に誤って入り込むと、体が異物を排除しようと
反射的に咳が出ます。
しかし加齢などでこの反射が出なくなると気づかないうちに誤嚥が起きてしまうのです。


唾液1ミリリットル中には約1億の細菌がいるため、不顕性誤嚥が起こると、唾液中の細菌が
そのまま肺に移行する頻度が増え、誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まります。

これに対し、歯科医院でクリーニングなどの口腔衛生管理を行うことで唾液中の細菌数が減少し、
誤嚥性肺炎を減らすことができるということがデータでも確かめられています。